ズボンのゴム [LIFE]
お見せするようなものじゃないんですけど。
こちら、私のパジャマのズボンでございます。
こちら、私のパジャマのズボンでございます。
おニューのご紹介じゃなく、1年ぐらい着てるやつね(笑)
上の写真でちょうちょ結びになっているタッセルのついた紐。
これがね、着用を重ねるごとにウエストのゴムに巻き付いちゃっててね。
最初はねじれを直しながら着てたんだけど、どんどんままならなくなってきて。
紐を抜いて入れ直そうにも、通し口が小さくて無理。
裏をほどいて入れ直したくても、ミシンもないしなぁと放置してる間に、
もうタッセルしか通し口から出てないような状態になっちゃいました。
ゴムが入ってるから、紐は飾りでしかないし、着脱には問題ないしと思ってたけど、
あまりにがんじがらめに巻き付いてごろごろするんで、こりゃ断捨離か、と。
そもそも、作りが悪いんじゃない?ゴムの替え口もないし。
どうせ捨てるならとぐいぐい紐をひっぱったら、通し口からとうとうゴムが出た。
でね、ゴムに紐が巻きついてるイメージでいたら、実は違ってました!
内側に縫われた生地からほつれた糸が、ゴムに絡まりまくってたんです。
そりゃもう、怖いぐらいに。
とにかくその糸をどんどん切ったんですけど、やりながら思った。
ああ、これぞまさにしがらみ、と。
立ち切ったしがらみ。
ゴムを引っ張り出せるまで出して、見えるところは全部切ったら、
ああ、これぞまさにしがらみ、と。
立ち切ったしがらみ。
ゴムを引っ張り出せるまで出して、見えるところは全部切ったら、
紐はするすると動くようになり、最初の写真の状態に復活したわけです。
見た目には元通りですが、ずっと糸に巻かれていた中のゴムは折れ曲がったまま。
捨てる前に直ってよかったと思う反面、
もっと早くこの原因に気付けたら、
まいっかと思わずに、ぐいっとゴムが引き出せていたら、
ゴムも折れ曲がらずに済んだのに。
などと、何かに重ねて人生の縮図を垣間見た夜中の出来事でございました。